9月出版「儲かる物理」から、カジノ必勝法をちょっとだけ教えます



確率が支配する世界


読者の皆さんは、急に確率、統計的な考えを身に付けろって言われても

困るかもしれませんが普段から身近ではありませんか?



例えば、宝くじは一度は買った経験はあるのではないでしょうか?あるいは

競馬の馬券 を購入するなどのギャンブルの経験はなくても

トランプで勝ち負けを競うゲームをやった経験はあると思います




宝くじ、競馬、トランプのゲーム・・・これらはすべて確率が支配する世界です


カジノの本場はラスベガスですが、筆者は既に 10 回以上この場所を訪れています



何のためって?



もちろん、勝つためです!



ここからは筆者の経験を踏まえて

確率と物理的思考力を利用してどのように勝つことが出来るかをご説明したいと思います





手始めに、様々な賭け事がどれくらいの確率で勝てるかを考えてみましょう

まず、つぎの返戻率の表をご覧ください


返戻率は、かけた金額に対しての期待される戻りの割合を表しています

例えば、宝くじ の場合、返戻率が45%ですから

100円投入して期待される戻りの金額は45円です

残りの55円は、国に収められるのです



ですから



宝くじ売り場に並ぶのは

国に貢献したいという

高い志を持つ人ばかりなのです






競馬は



返戻率が 75%なので宝くじの 45%よりはましですが

25%が国に収められるので



勝つ見込みが極めて0に近い

絶望的なギャンブルです




日本で行われている公営ギャンブルは圧倒的に胴元(プレーヤー)が

有利なシステムとなっています



公営ギャンブルの返戻率に比べると、カジノの返戻率はとても良心的です








(例1)ルーレット


ラスベガスのルーレットの場合、返戻率は 94.7%です


ラスベガスで使われているルーレットはアメリカンルーレットと呼ばれ

「0」「00」を含 む、1 から36までの38個の数字で構成されています


ある数字の 1 点にチップを掛けて当たると 36 倍の配当があります

ですから、盤面上のすべての0と 00 を含む

38 個の数字全部を埋め尽くすようにチップを掛けると必ず当たるのですが

38 単位の賭けに対して戻りは、36 単位ですから返戻率は次のように計算出きます



返戻率=36=0.947・・=94.7%



公営ギャンブルの 75%に比べると圧倒的に良心的ですが

返戻率が 100%を超えない限 りプレーヤーが不利です



ルーレットで赤と黒だけに延々とかけているプレーヤーがいますが

0、00 があるので やはり返戻率は36=94.7%であり

試行回数が大きくなるほどじわじわと負けていきます



ルーレットより、さらに返戻率が高いのがブラックジャックです



ギャンブルの中でブラックジャックが

唯一勝てる可能性があるのです!!




さて、この続きは本書でのお楽しみ・・・




鈴木誠治の「儲かる物理」

技術評論社から

9月の発売をお待ちください!!

働いたら負け!

週4時間労働のハイパーボヘミアン 物理を応用して「週4時間労働」を実現した物理講師 鈴木誠治のオフィシャルホームページ